接骨治療

接骨(柔道整復)、骨折、脱臼、打撲、捻挫等外傷性運動器疾患等の治療を致します。
交通事故・自動車賠償責任保険制度の完全適用/労働災害・労働災害認定

sekkotsu

 

【骨折治療】 当院における骨折応急処置について(固定具の紹介)

当院では、骨折の応急処置として下記の固定具を使用しております。
また、骨折に限らず、脱臼や捻挫においてもその受傷程度により、骨折応急処置に準じた固定治療を行っております。

a.厚紙副子(ダンボール)

a.厚紙副子(ダンボール)

b.竹シーネ・副木副子

b.竹シーネ・副木副子

c.アルフェンス金属副子

c.アルフェンス金属副子

d.レナサーム合成樹脂

d.レナサーム合成樹脂※1

e.ソフトスプリント金属副子

e.ソフトスプリント金属副子

f.オルソグラスシーネ※2

f.オルソグラスシーネ※2

 
 

※1 レナサーム合成樹脂(イワツキ株式会社)・・・比較的低温の湯(65℃前後)に浸すことで硬化するポリエステル素材のプラスチックギプス。 レナサーム

肌にやさしく、皮膚に直に巻く事ができ、また一度硬化しても、再び湯に浸すことで20回ほど再利用が可能である。

 

※2 オルソグラス(株式会社日本シグマックス)・・・水によって硬化するファイバーグラス。フェルトパッドに覆われているため肌触りもよい。水だけで使用が可能だが、再利用は出来ない。耐久性や硬度は強力であり、骨折治療に用いられる。

 

足関節のテーピングの巻き方

当院ではスポーツ選手や各種競技者に対し足関節のテーピングを推奨しております。
サッカーやバスケット、ラグビーなどのコンタクトプレイが多い競技では足関節の捻挫はかなりの高頻度で発生しており、また重症度も高く、競技復帰にかなりの時間もかかります。
当院では、競技者の時間に合わせてテーピングを巻かせていただいております。早朝、休日にかかわらず時間外でテーピングを巻きますのでお気軽にご相談ください。

 

アンダーラップ(UW underwrap,prewrapともいう)

アンダーラップ(UW underwrap,prewrapともいう)
足の甲より足底に巻きダブルヒールロックし足の上部より内果を包み、踵の後部より外側から足底にいき、足の上部を通り外果をつつみ、 踵の後部より内側から足底を通り、足の上部より足首を数回巻いて終わる。

 
 

アンカー上部と下部(A, anchor)

アンカー上部と下部(A, anchor)
すねの中央より内側に向かって外側へと巻き、足の甲から内側に向かい外側へと巻く。

 

 

スターアップ(S, stirrup)スターアップ(S, stirrup)
内反捻挫防止のためには内果側から外側へ巻き、外果上部へ強烈に引き上げる。

 

 

ホースシュー(H, horseshoe)

ホースシュー(H, horseshoe)
足の内側から巻き始め、内果から踵を通り外果より、外側のアンダーラップまで巻く。
1本目の下端がアキレス腱の踵骨付着部に来ないように注意する。

 

 

サーキュラー(C, circular closure)

サーキュラー(C, circular closure)
3~4本強くせず、アンカー上端まで1/2ずつ重ねる。

  

 

フィギュアエイト(F, figure eight)

フィギュアエイト(F, figure eight)
すねより巻き始め、内側から足底を通り、外側よりすねのところまで巻く。(わかりやくするためテープを代えてあります。)

 
 
 
 
【固定法】ここから代表的な固定法を紹介いたします↓
 
 

第五中手骨骨折(ボクサー骨折)の固定法

 

① テープを利用し第五指を牽引しながら、手掌部にあてたシーネにテープをはります。
   
daigo002 ② 指を固定します。
   
③ 骨折部を竹シーネで圧迫し、手関節軽度背屈位、MP関節屈曲位、手指関節軽度屈曲位にて固定して終了です。
daigo003  → daigo004   → daigo005

※当初よりMP関節屈曲位、PIP関節、DIP関節を軽度屈曲位にて固定します。

 
 
 
 

厚紙副子を利用した足関節Ⅰ度捻挫の固定法

atsugami01 atsugami02 atsugami03
足関節が動揺しないように内果、外果に厚紙をあて、弾性包帯または綿包帯で固定します。
 
 
 
 

オルソグラスシーネを使用した橈骨下端部骨折の固定法

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肘を含め中手指節関節まで固定します。   下面にオルソシーネをあて、上面に副木、竹シーネにて手関節軽度屈曲位尺屈位にて固定します。   固定終了です。
 
 

 

 

超音波画像観察器

超音波画像観察器
当院では超音波画像観察器を用いて、骨・筋肉等軟部組織の観察を行っております。

※これは患部における我々の業務の範囲についての基準を観察するもので検査・診断を行うものではありません。