特定高齢者向け介護予防事業の一環として介護予防体操教室を実施しております。
百歳体操
平成18年、予防を目的とした介護保険法の改正が行われました。高崎市では特定高齢者(※)向けに介護予防事業の一環として介護予防体操教室の実施を各介護支援事業所や法人団体等に委託しました。
高崎市接骨師会ではこの取り組みに対して、市内の各接骨院にて患者さんの後療法や機能訓練の一環として行われてきた運動療法を、より健常者向けにアレンジして『百歳体操』として考案・命名し、市内公民館・長寿センターで実施しておりました。現在、6箇所の公民館・長寿センターにて、市内在住の接骨師が指導にあたっております。当院では『中川長寿センター(井野町)』と『井野第六公民館』にて指導、普及をはかっております。
また、当院では10名以上からの要望があれば、市内どちらの公民館・長寿センターでもうかがい指導・開催をいたします。詳細はメールかお電話にてご連絡ください。
※「この一年間に転んだことがある」、「役に立つ人間だと思えない」など25項目の質問と医師の検診で判断され、運動機能向上や栄養改善などの介護予防における事業の対象となる高齢者のこと。
百歳体操
1.脳神経系 | 脳の活性化、集中力増大、ボケ防止 |
2.呼吸器系 | 肺活量【肺有効換気量】の増加、酸素最大摂取量の増加 |
3.循環器系 | 心拍数の低下、一回拍出量の増加、心拍出量の増加 |
4.血管系 | 最高血圧、最低血圧の低下、血管の柔軟性増大、善玉コレステロールの増加 |
5.骨格筋系 | 筋細胞の肥大、筋力の増加、転倒防止、歩行能力改善 |
6.内分泌系 | インスリン能力の改善、糖尿病の予防、男性ホルモン、成長ホルモンの増加 |
7.骨系 | 骨密度の増加 |
8.体力系 | スタミナ(最大酸素摂取量)の増加、歩行能力増大、敏捷性、平衝性、神経一筋の調整力の改善 |
9.気分 | 積極性、行動体力の向上 |
10.生活機能 | 食欲増進、便秘解消、不眠解消 |
※筑波大学名誉教授 芳賀脩光 監修 介護予防機能訓練講習会より抜粋